2022年1月15日の以下の記事について、答え合わせをしていきます
戸建住宅購入10の質問と名古屋不動産予測~2022年上半期編~より
Q9.2022年は何に注目ですか?
ズバリ世界のインフレと金利です。
日本では低金利が継続していますが、海外、アメリカではテーパリング、つまり量的緩和をやめて利上げ観測が見られます。その金利差のために、円を売ってドルを買う円安がすすんでいます。
しかし日本は景気がよくないので簡単には金利を上げることができません。このままだと120円突破も充分視野に入っています。 現状でも原油高から物や輸送コストが上がっていますが、円安で更に輸入資材が高くなり、建物価格が高騰する。食料、生活必需品も高くなることが懸念されます。
そしてコストプッシュインフレ、スタグフレーションが進むと家計を圧迫してローンの返済比率が30%を超える方々がでてくるかもしれません。一般的に30%を超えると債務不履行の可能性が高くなることに注意です。Q10.2022年の住宅価格はどうなると予想しますか?
建物価格は依然として高いまま。ひょっとしたら更に高くなるかもしれません。
土地価格は金利の影響を受けますが、日本は世界から取り残されつつもまだ低金利継続。2022年に限っては高止まり、大幅な値崩れはしないと予想します。
しかし、世界全体がきな臭い状況もあるので防御力を高める必要があります。
住宅ローンの変動金利も0%に近づき下を追いかけても僅かしかない。
そして日銀の黒田総裁の任期である2023年4月までは低金利が維持されると思いますが、それ以降はわかりません。
だとするならば、敢えて長期的視点から1%未満の10年固定金利を選択し、守備力を高めるのも選択肢に入る時代に突入すると予測します。
ドル円
| コラム 令和4年1月15日 | 115円前後 |
|---|---|
| 現 在 令和7年10月10日 | 152円前後 |
令和4年3月に120円を突破
令和6年7月に161円のピークを付け
現在令和7年10日10日時点では152円前後となっています
「120円突破も充分視野に入っています。」・・・目線は◎でした。
住宅ローン金利
| 変動金利 | 10年固定金利 | 35年固定金利 | |
|---|---|---|---|
| コラム 令和4年1月15日 | 0.4%前後 | 0.8%前後 | 1.3%前後 |
| 現 在 令和7年10月10日 | 1.0%前後 | 1.8%前後 | 2.0%前後 |
「敢えて長期的視点から1%未満の10年固定金利を選択し、守備力を高めるのも選択肢に入る時代に突入すると予測します。」・・・目線は◎でした。
その他の、重要指数は以下のとおりです
◎消費者物価指数(総合)
| コラム 令和4年1月 | 102.1 |
|---|---|
| 現 在 令和7年8月 | 112.1 |
約10%のインフレが進みました。年2~3%程度のインフレ率です。
◎賃金指数(令和2年平均=100)
| コラム 令和4年1月 | 101.0 |
|---|---|
| 現 在 令和7年8月 | 109.7 |
名目賃金は約9%弱上昇しましたが、物価が約10%上昇しているので、実質賃金はマイナスです。
◎ゴールド(1オンス)
| コラム 令和4年1月 | 1800ドル前後 |
|---|---|
| 現 在 令和7年10月10日 | 4040ドル前後 |
令和6年2月に長年の壁であった2000ドルを明確に突破して以降うなぎ上りです。
総 括
令和7年7月に日本国債30年利回りが3.0%を突破しました。
世界経済の貨幣流動性は日銀が担ってきたことが現実ですが、その神話が崩れる音がしました。
ゴールド、シルバーの急上昇(令和6年から令和7年で約2倍)も含めると、不換紙幣(金や銀である本位貨幣で保障されていない法定紙幣)の限界が来ているとも言えるでしょう。
今、金融機関は35年ローンから、40年以上のローンにシフトチェンジしています。
もはや、借りたものを、労働で得た賃金で返済することを前提としていません。
実質金利がマイナスであることもあり、不動産価格は上昇していますが、赤信号をみんなで渡っている状況です。
この数年が山場、未知のステージへ。世界経済のシフトチェンジが来ることを予測します。